グリッドロック経済
グリッドロック経済 多すぎる所有権が市場をつぶす [[ マイケル・ヘラー ]], 2018 亜紀書房 原題:The Gridlock Economy
- 所有権って言われるとついRustaceanの血が騒ぐ
- たしか成田空港のターミナル拡大反対でみんなが建設予定地の権利をちょっとずつ買って妨害した、という話があった。あれは単にお金がないから分けて買っていたのではなくて、登記を増やして交渉をめんどくさくさせる効果と意図があったのかな?
- ただ所有権が多すぎても、だれもそれを行使しないケース、あるいはそれを(知ってか知らずか)まとめられてしまうケースもある。たとえば投資信託。投資会社が顧客の代わりになって株主総会に出るので、顧客は株主としての発言権を捨てざるを得ない。仮に出席したとしても、顧客はあらゆる企業についてごくごく小さな端株を持っていることになるので、声を上げられない。別に儲かればいいので(それが信託だ)、誰も声を上げない。
- 民主主義とも関連するかな…?いや選挙では国民一人ひとりは「拒否権」など強い権利を持たないので、大丈夫か。
- 日本のマンション管理組合はたしか関係者全員に拒否権があって地獄だぜーみたいなツイートを見たことがある。まあ真偽は知らない。
- 途中まで読んだ