データ終活
ここでは [[ 終活 ]]におけるデジタルデータの扱いに注目する。故人情報。
ネット関連はたぶん親族ネットワークに任せることはできないから、個人的なつながりでなんとかしたい。相互的に信頼のおける人とやりたい。自分で爆破できるようなスクリプトを書いてもいいが、たぶん動かなくなって黒歴史が彷徨う(bashでさえ、その登場=1989年からまだ40年も経っていない)。あるいは誤動作してインターネットから自主退学してしまう。まあ、死んだらどうでもいいのかもしれないが…
互いが死んだらネットのアカウントを全部適切に処理する(消す)仲間がほしい。
データの分類
- 形態による分類
- アカウント(=ID+パスワード)
- 写真(非公開のもの)
- Webサイト・プログラムなど(すでに公開しているもの)
- 死後なら公開してもいいかな、というもの(?)
- 遺言
- 事務的なこと(資産・債務)
- 単なるメッセージ
- 期待される扱いによる分類
- 誰かに渡す
- 公開する
- 動的なサイトを静的サイトやアーカイブに変換する
- コストも減るし、それほど難しくない
- 動的なサイトを静的サイトやアーカイブに変換する
- 公開を停止する
- 廃棄・削除
- アカウント削除などの手続きが伴う
- 公開物であればアナウンス
- 放置
- 手続きに他人が介入するかによる分類
- 他人が介入しない…ネットのアカウント、ローカルのメディア
- 他人が介入する…銀行、クレジットカード、保険、
- 重要性
- アカウント
- パスワード管理ソフトを使っているとはいえ、すべてがすべて必要なわけではない
- お試しで登録したやつとか
- 重要なアカウント用のメールアドレスと、重要でないアカウント用のメールアドレスで分ける?
- 「重要」の基準
- 収入・支払いが発生するか?
- 元栓としてクレジッドカードと銀行を止めればなんとかなる
- そういうお金の流れがわかるグラフがあると嬉しい?
- 元栓としてクレジッドカードと銀行を止めればなんとかなる
- SNSなら、そこでしか繋がれない友達がいるか?
- Social Graphの構築
- 収入・支払いが発生するか?
- パスワード管理ソフトを使っているとはいえ、すべてがすべて必要なわけではない
- 文章とか、作ったもの
- 自分の生きた証をどこかに残したいのか、残したくないのか?
- アカウント
認証
- 公的機関の書類を要求するケースが多い
- 火葬許可証・死亡診断書
- 死亡確認(削除処理のトリガー)
- おそらくここで遺族・知人など協力者の介入が必要
- Google, Facebookなどある程度整った死亡対策をしているアカウントにおける死亡確認をトリガーにして、他のアカウントにも伝播させていく
- 遺族対策をしているWebサービスは少ない(儲からないので)
- はてな、Twitter、… はしていない
- 使用されていないアカウントは容赦なく凍結される
- 公的機関による例は?
- タイムカプセル の例
遺言を受け取る先の方からの逝去を証明する書類画像の確認と、遺言作成者ご本人様への安否確認にて48時間返答がない場合、逝去と判断します。逝去を証明するための書類は、死亡診断書、火葬許可書、埋葬許可書、戸籍謄本(除籍)のいずれかです。
- 私企業、 NGO、NPOは赤十字クラスでもないかぎり潰れる。
アーカイブ化
- Solid
- よくわかんない
-
[Human Programming Interface beepb00p](https://beepb00p.xyz/hpi.html) - PythonであらゆるWebサービスやファイルから自分の情報を集めてきて保管する。設計のコツが詳細に説明されている。
-
[Map of my personal data infrastructure beepb00p](https://beepb00p.xyz/myinfra.html#mypkg) 壮観。 - エクスポートしたデータはそのまま置いておき、それを直接実行時に読み取り操作するインターフェース(data bindings)をつくる
- binchotanの plainでなるべく通すやり方と似ている
- 終活に限らずアーカイブをしておいて日常で活かしていく [[ Quantified Self ]]という考え方がある
その他
- 必要になる手続きと、その自動化
- 収集(アーカイブの作成)
- データを一箇所にまとめておく必要がある
- 保管
- バックアップ、物理的な構成、etc.
- 表示
- (最悪なくても良い?)
- データの異変に気づけるようなUIがあったほうがよい
- アーカイブの削除
- 「保管」と対応
- リモートデータの処理
- 上記参照
- おそらく、作成したアーカイブを起点にリクエストを投げていくことになるケースもある
- 実際、古いツイートを選択的に削除するにはアーカイブ(
tweets.js
)を見て、idを指定する必要がある
- 実際、古いツイートを選択的に削除するにはアーカイブ(
- 収集(アーカイブの作成)
- 自動化
- アカウント削除は自動化できるか?
- アイデンティティ
- 遺族に知られずに処理したい場合がありがち
- 死後アイデンティティが統合されてもいいのであれば、中央集権的な場所を用意しておいて、いざとなったらそこにリダイレクトする。メンテナンスコストが減る。
- identity consolidation, profile aggregation
- テスト
- 災害時用のシステムとも共通する課題。とにかくテストがしづらい。
- 執行人
- できれば執行を自動化したいのだが…機械は思ったとおりに動いてくれないもの。そこで考えられるのは、遺言と同様にデータ処理の「執行人」を指定することだ。
- アーカイブに暗号化や自動化の要素を施すことで、執行人の選択肢を広げられる
- 暗号化をすると、それほど信頼できない人にも頼めるようになる。
- 執行人は一人である必要もない
- [[ 秘密分散 ]]?
- 執行人は一人である必要もない
- 自動化をすると、それほどコンピュータに詳しくない人にも頼めるようになる。
- 暗号化をすると、それほど信頼できない人にも頼めるようになる。
- 遺言
- データ保全・破壊とは別だが…
- 親族には紙で書いて封筒に入れる伝統的な方法でなんとかなる
- ネットで公表するケースがある
- 普段からできること
- アーカイブ化
- たとえばTwitterを定期的にエクスポートして、スタティックなサイトとしてアーカイブに残しておくことはできる
- 公開非公開そのもののスイッチを別途つけてもいい
- たとえばTwitterを定期的にエクスポートして、スタティックなサイトとしてアーカイブに残しておくことはできる
- 定期的にリモートデータを消す
- 文章・写真はまとめる
- 情報の優先度
- 終活の観点でオーガナイザーを作ることはできないか?
- アーカイブ化
Backlinks
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